まず、みなさん、
開運ってなんでしょう?
・・・答えは、
来ている流れをキャッチして、自分がやりたいことを実現させる力をつけていくこと。
暦が基となる運命学、帝王学、運命操作術では、
暦が、元は農事のために
種をまく時、刈り取る時期の目安として使われたように、
そのまま、あなたの資質の花を咲かせ、実をつけるための行動指針となるのです。
[物事は、見えない所から始まっている]
午という字は、正午の午です。
時間にすると、午前11時~午後13時
「午」の前を、午前と言い
「午」の後を、午後と言います。
午という字自体は、下のような字に通じます。
①忤(さからう)・・・・物事が繁盛を極め衰微の傾向が初めて起こったことを指す
②仵(ご)・・・陰気が下から上って、陽気と相さからい交わる
③杵(きね)・・・・コツコツと杵で穀物を搗く
正午は、もっとも日が高い一日のピーク。
物事がさかんで陽気が強い、
と同時に、
物事が極まるということは、
もう、陰の氣が下には起こっている
衰退も見えない所では、もう始まっているということです。
歴代の武将も王も、栄華を極めれば
じきに衰退しますし、
四柱推命で扱う十二星の「帝旺」も、
強い星ですが、
太く短い運命です。
運氣もそうで
真逆にある「子」は、
真夜中や真北を差し、陰の極みですが
下の方では、新しい物事(陽の氣)が起こりはじめています。
しかし、午の時も
子の時も、表面からは見えていないのです。
つまり、物事が表面化した時点で、
それをどうにかしようとしても遅い、ということ。
きょうは、陽の極みですから、
よくもわるくもピーク。
今の状態を受け止めて、
③杵(きね)・・・・コツコツと杵で穀物を搗く
次の回に向けて、
何をコツコツ搗くか?というこれからの行動を考えることです。
なぜなら、これは、「庚」という字にも含まれるのですが
こつこつと、同じ単純な作業を繰り返すことは、
いつからか、急激な「質的変化」をもたらすことを
意味するのです。
ご飯を、杵で搗きつづけると、
いつの頃からか、「お餅」に変わりますよね。
元は、同じでも
製品としては、全く別のものになるということ。
運を変えたり、
自分を変えるのも、同じことです。
成果が目に見える時は、
必ずやってきますが、
まずは、見えていないところから始り、起こっているということを
今日の干支は、教えてくれているんです。
戊は、もとは武器の形。
そういった考えが、あなたの武器になってくれるといいですね。
[周辺を整える日]
未は、夏の十二支で
木の枝葉の重なっている形が元の字であることから
葉が茂っている様子。
それから、穀物が成熟する季節でもあります。
しかし、未だ(まだ)刈り入れ時ではありません。
生い茂ってきたところですが、
ぜんぶは、カットせず
繁り過ぎたところを剪定する時なんです。
それによって、もっとも大事な部分や
木の根幹に栄養が行きわたるようになりますよね。
きょうは、抜本的に何かを変えるより
周辺を整えて
本質的なことがよくできる状況をととのえると良いでしょう。
己は、縦2本と、横2本の線で出来ている漢字ですが、
もつれた糸の筋を整えるという意味に通じますので、
「未」(ひつじ)の日にぴったりのことをすることで、
筋が通って、道が開けるかと思います。
参考文献
水上静夫「干支の漢字学」
安岡正篤「干支の活学」
(タロット 西洋占星術 四柱推命)