まず、みなさん、
開運ってなんでしょう?
・・・答えは、
来ている流れをキャッチして、自分がやりたいことを実現させる力をつけていくこと。
暦が基となる運命学、帝王学、運命操作術では、
暦が、元は農事のために
種をまく時、刈り取る時期の目安として使われたように、
そのまま、あなたの資質の花を咲かせ、実をつけるための行動指針となるのです。
[活動し始める時]
辛は、「新」という字に通じます。
巳は、蛇が冬眠を終えて地上を這っている様子です。
長らく活動していなかったのは
ステージが変わり、活動し始める時です。
運氣も、活動期に切り替わります。
個人の運勢は、その人の生まれ日と
この辛巳(その時の運)との関係性でみます。
しかし、
暦上は、辛巳、ということは人類共通で
地球全体に辛巳のパワーが漂っていると思ってください。
他の暦を使った占い(占星術など)も同じです。
自分の運勢がどうであれ、辛巳というエネルギーは使えます。
たとえ今は運がわるくても
辛巳が示すことをやることです。
運が悪いという表現は、
今を流れている運氣と、自分の星が合わないことを
言っているだけですから、
苦手でもなんでも、いまの運が示すことをやってみることで、
運を乗り越えられるんです。
12/21(木)
壬午(みずのえ・うま)
[運氣のピーク]
午は、正午の「午」
太陽が昇るピークです。
わたし達現代人からすると、お昼って
まだ、一日が始まったばかりという感覚があるかもしれませんが
一日の中では、ピークの時で
ピークということは、
もう、あとは落ちるだけなのです。
そう考えると、昇っていく勢いのある時って短いですね。
考えてみれば、10代20代の若い時って
人生80年としてみれば4分の1です。
あとは、落ちながら、
または、水面下から「陰」のエネルギーが少しずつ登ってくるのと同時進行で
活動するのです。
この「陰」のエネルギーは、「午」という字の縦棒が示します。
横棒は、「陽」、
ここでは「スタンタードなもの」「マジョリティ」「いま普通だと思っている状態」です。
または、自分が当たり前と思っている状態。
(自分の中の多数派の意見みたいな)
例えば、王様になったなら、自分が王様でいることが当たり前と思っている状態です。
しかし、栄華を極めたら、
あとは落ちるだけですから、
下から、反対勢力(陰)が突き上げてくるのです。
最初は、目に見えませんからね。
これを日常に当てはめるなら、
運がいいと思った、彼と上手くいった、
仕事が軌道に乗った、昇進したなどの状態は、
放っておけば、長くは続かないものです。
きょうは、運氣で言えばピークですが
同時に、反対エネルギーが潜伏しているから注意せよということと、
変化に逆らわず
物事にこだわらず、流れに乗って変わっていくことも教えてくれます。
いずれにしても
ずっと同じ事が続くということはないということですから、
現状にあぐらをかかずに
自分も変わっていきましょう。
参考文献
水上静夫「干支の漢字学」
安岡正篤「干支の活学」
(タロット 西洋占星術 四柱推命)