まず、みなさん、
開運ってなんでしょう?
・・・答えは、
来ている流れをキャッチして、自分がやりたいことを実現させる力をつけていくこと。
暦が基となる運命学、帝王学、運命操作術では、
暦が、元は農事のために
種をまく時、刈り取る時期の目安として使われたように、
そのまま、あなたの資質の花を咲かせ、実をつけるための行動指針となるのです。
4月18(水)
[変化がはじまる]
いままで続いてきた状態が、変化する時です。
今までとは違うことが出てくるので、
あまり面白くないと思う場合が多いかもしれません。
午という字は、「さからう」=忤という字に通じまして、
下から、現状にさからうエネルギーが突き上げてくるような意味を持ちます。
つまり、今の状態がいつまでも続かないようなことです。
慣れてきた頃、何か起こったり、
地位が安定してきたと思ったら、
下の者が台頭してきたり。
これらは、いつまでもそこにい続けることで
人生の流れが淀まないようにしてくれる刺激です。
変化に抵抗して同じことをやり続けると、今後の流れが停滞していきます。
そして、停滞すれば、そのうち腐敗します。
例えば、権力者が、下を押さえておいしい思いをし続ければ
いつしか組織は腐敗していきますよね。
それが個人の内部で起こると想像してみてください。
人間は安定を求めますが
求め過ぎて動きがなくなると、いけませんから
時々、こういった「さからう」エネルギーが必要なんです。
庚は、鉄からできた製品で
斧や刀、または重機などを示しますが、
状況に、バサッと刃を入れるという点で共通しますね。
やはり「変化」せざるを得ないかもしれません。
[周辺に繁ったものをカット]
辛は、「つらい」と読んだり、「からい」と読んだりします。
象形文字では、鍼や刑具のようなもので
いかにも痛そうです。
また、「シン」という字音から
「新」という字にも通じます。
革命が起こる年に「辛」の年が
いくつかあるそうですが、
(辛亥革命など)
改革には、痛みが伴うことが多いようです。
未は、「未だ」(まだ)という読み方がありますが
未の月が、7月(旧8月)で
稲を刈り取るには「未だ」早い時期なのです。
また、この字は
もともと枝葉が「繁茂」している形であることから
「繁っている」状態を示します。
この時期、木に必要なのは剪定で、
根こそぎ木を切ってしまっては
日影がなくなってしまいます。
木の根幹は残して、
でも、繁茂しすぎてじめじめして根腐れしないように
未だ、抜本改革せず、
周辺を整えていくこと。
これが、きょう必要なことです。
本質を見失ってしまわないよう
周辺に繁茂しすぎたものをカットすることで、
辛の改革・革新が起こるかもしれません。
参考文献
水上静夫「干支の漢字学」
安岡正篤「干支の活学」
(タロット 西洋占星術 四柱推命)